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2006年10月19日 (木)

インドネシアのムスリムの心情

イスラム政党の生きる道 10月19日
最近インドネシアの調査研究所(LSI)が行った調査によると1,000人強の回答者のうち50名程度しかイスラム政党に投票しないそうである。 インドネシアの国民は未だPANやPSKよりゴルカール、PDP-Pのような非宗教政党を選ぶ方が多く、43%を占めている。前者は5%に過ぎない。 それはインドネシアの大多数のムスリムには民主主義がイスラム教とパンチャシラと矛盾しない多元性を持つことを示している。この調査では82%が民主主義を信じ、5%が他の意見である。ムスリムの主流は公共の領域はイスラムのシャリアによって規制されるべきではないとする。政治評論家と回教徒学者 Bachtiar Effendy はイスラム政党が今だシャリアで律する国家を論じているが、それは1960年代に終わった話であると片付ける。
「何も LSI の調査を待つこともなく、過去の歴史でイスラムの政党が一度も選挙に勝ったことがなかった」と有名なアメリカの人類学者クリフォード・ギアツの著作を引用して言った。 国民信託党のSayuti Asyathriはイスラム政党が生き残るためにはいっそう多元的にならなくてはならないと言う。 「結局、すべてのパーティーは多元論者でなければならない。」
しかしながら世界最大のムスリム人口を持つインドネシアでは急進、過激派のシンパも多い。政治的な外見上の弱点にもかかわらず、世論調査は宗教的な急進主義と極端論主義が静かにインドネシア人の心を掴んでいる事実も見出した。 調査はインドネシアのムスリムのかなり多くがアルカイダに関連あるJamaah Islamiyahの暴力アプローチを認めている。調査によれば、9パーセントがバリ爆撃を「イスラム教を守る聖戦」として正当化した(但し80.7%が反対)
加えるに、回答者の17.4パーセントがJamaah Islamiyah をサポートし、16.1パーセントがインドネシアのムジャヒディン(MMI)を、7.2パーセントが Hizbut Tahrirそ支持した。後2者はシャリア運動をするイスラムの強硬路線である。

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