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2007年2月28日 (水)

ジャカルタ洪水のあと

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ジャカルタ洪水のあと未だ色々取りざたニュースが多い。その後も雨が降り家を流されたニュースもあり、洪水で家をなくした市民はすごい数字ではないだろうか。毎回洪水の規模は大きくなり遷都論まで出ているがそれではジャカルタは救えない。
スティヨソ知事は川の上に張り出したような家の住人が71,000人おりこれらの人に代わりのアパート建設に6千億ルピア必要だがこれは政府がやるべきだと政府に要求している。彼らはジャカルタ住民の住民カードを持ってないからだと言う。
この洪水の原因は不法建設だという記事もある。日本人も殆ど日本の台風に比べあの程度であんな惨劇になるとはと驚いているように、異常な雨量より建設許可を与える市側に責任があると断じている。(IPS)。幹部連は人々の生活のために働くのでなく金持ちのために働く。水をキャッチする緑地帯がなくなっていく。LIPIの調査では1990年に218ケ所もあった湖沼が1/4に迄減少した。クラパガディン地区が代表で結果1メートルの水に3日間水攻めにあった。
テンポ誌の調査では1965年の20年計画ではグリーベルト地帯は市の37%とされていたが1985年には25%に減り2000年~2010年では13%迄に減らされている。
最終的には85人が死亡(内ジャカルタ57人)、430,000人が避難、ジャカルタでは市の面積の60%が最大4メートルの洪水にやられ 、19万人が医療・施薬を受け、780人が入院した。経済損失は10億ドルとも試算されている規模であった。
下痢、呼吸困難、熱、皮膚病が一般的に見られたが鼠の糞尿からきたバクテリヤ病も見られた。これは処置しないと死にいたる病気でデングー熱もはやってきた。 1,200平方キロの稲田がやられ、37万トンの米の減収で既に米価は30%の値上がり、市の道路の20%が損傷を受けている。
避難民は不公平な救助物資に怒り、又適切な警報システム或いは洪水対策の欠如に対し市に抗議、非難を浴びせている。ジャカルタポストは何故か不人気ながらスハルトの子飼いのスティヨソが10年も市長のままで前回の2002年の大洪水を市政に生かせなかったと噛み付いている。
スチヨソは大統領候補と噂されるステイョソは10億ルピアの寄付を宣言したが、最も必要とする貧しい人々には回らない。政府もカラ副大統領が東運河建設に3億ドルを表明したにすぎない。 東運河建設でも金持ちが保有している高くなった土地230ヘクタールを購入しなければならない。スティヨソの任期は今年で終わりだから静かに待つのだろうか。

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