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2008年6月28日 (土)

Rajawaliと建源(Kian Gwan)公司

建源公司とは20世紀初頭インドネシアの砂糖王と言われた2代目黄仲涵が率いた華僑財閥である。
父親は太平天国の乱の中国本土をのがれジャワで小売商から身を起こし建源公司を設立、砂糖の輸出やアヘンその他の扱いで財を成した。黄仲涵の時代が黄金時代で欧米・アジアを結ぶ国際貿易に乗りだし世界最大の華僑実業家といわれた。家族経営の中でも家訓を持ち、子供の教育に熱心で家業分散と株式制など華僑の経営の真髄は持っていたと思われるが世界大不況、日本占領、独立戦争の時代の荒波と最終的にはスカルノ政権による華人排斥政策の犠牲となり法令違反の廉で政府に没収され消え去った。58歳の生涯で8人の妻と26人の子供を持った華麗なる一族の没落は悲しい物語であったろう。没収された会社はラジャワリ・ヌシンド株式会社と改称されて現在もラジャワリ・ヌサンタラ・インドネシアとして砂糖プランテ-ション/精糖業に従事している。世界大不況の後砂糖は不景気に見舞われ建源公司は他の産品に移し特にゴムで成功、ゴム王といわれたこともある。現在でもインド、ブラジルが世界の砂糖の半分ほどを供給しており、ジャワが力を失ったのは世界的供給過剰の為であったであろう。現在のインドネシアはより魅力ある米生産にシフトし、設備の老朽化もあり輸入国となった。

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