« インドネシアの刑務所 lembaga pemasyarakatan | トップページ | 最初の銀行Bank Courantの伝統 »

2008年12月22日 (月)

イスラム・パワーの増大、

小生が選んだインドネシアの2008年10大ニュースの3番目に上げたイスラム・パワーの増大であるが、穏健イスラムのワヒッド研究所でもイスラムの寛容さがなくなりつつあると警告している。
ワヒッド研究所はナフダトゥールウラマにリンクしたシンクタンクで、前大統領の名前をつけたものである。要旨は
1) 本年11ケ月の宗教の自由を違反した事件は234件で昨年の19%アップ
2) ポルノ法は宗教的な触発の法でバリの彫像やパプアニューギニアのコテカまで違反となりうる法で大統領候補とされるHamengkubuwono Xも国家建設にとって恐るべき悪法だとしている。政治評論家でもあるUI教授Arbi Sanitもこの法は政府が宗教原理主義者への媚であるとした。
3) 宗教の寛大さを推進するAhmadiyaに対するFPIの暴力行為に対し政府は期待を裏切り、FPI を禁止できず逆にAhmadiyaに自粛を求めた。どっちつかずだとUIの政治学者Maswadi Raufは論断した。
テロ専門家のSidney Jonesは社会の緊張を政府はどうすることも出来なかったことは社会の組織を破壊する国家への最大の恐怖だとした。政府が宗教の自由と少数派の尊重する堅固なスタンスを取らない限り社会不安は増加するだろう。
4) 選挙を前にして政治家が暴力的宗教グループにさえ強硬に当たることを避けたがる。ユドヨノ政権がイスラム政党に依存する提携にも見られることだ。宗教を政治的な競争に利用する動きに警戒すべきである。
と言うものである。これ自体選挙を意識したリポートだとおもうのだが、主張にはうなずきたい。

|

« インドネシアの刑務所 lembaga pemasyarakatan | トップページ | 最初の銀行Bank Courantの伝統 »

インドネシア政治・社会・経済の動き」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: イスラム・パワーの増大、:

« インドネシアの刑務所 lembaga pemasyarakatan | トップページ | 最初の銀行Bank Courantの伝統 »