インドネシアにもZhu Chiの教え
いつぞや北のプルットからムアラ・アンケの方向に向かう時、ちょっとした記念像が見えた。そこは大きなアパートの前庭でその施設も何かあるなと感じさせるものであった。
写真に見える文字Tzu Chiからそれは台湾を起源とする慈善団体のもつ住宅コンプレックス(名前はPerumahan Cinta Kasi Tzu Chi)であることが分かった。この中に学校や病院も持っているようで、ここムアラアンケの貧民を収容したもののようだ。Tzu Chiとは慈済と書き、仏教をベースとする慈善団体で慈善・医療・教育・人文を活動の柱として1966年台湾の証厳法師(Cheng Yen尼僧)が始めたもので急速な発展を遂げ台湾で400万、世界数十カ国(勿論日本にも)に支部を有し10百万人のメンバーを持つボランティア団体である。毎日少しずつでも貧しくとも善を行う、貧を救い富を導くとも云う済貧教富を慈善の考え方にしている。委員は主婦を中心、隊員は男性、共にブルーと白のユニフォーム(男子隊員の場合)にロータスと船をあしらったロゴをあしらっている。善行の機会に感謝し、又一生慈善に頼る人はいないという人間の良心を信じることが重要なようだ。
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