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2010年2月 9日 (火)

アールヌーボもインドネシア産か

バンドンはアールデコの建築の宝庫である。アールデコの先駆であるアールヌーボの建物を探していたが、出会うことがないとぼやいた小生に、友人の建築士はむしろ建物の特色というより、植物の蔓や花などをモチーフにした装飾だと簡潔に表現した。オーナメン・ヌサンタラという本をめくるとインドネシアのバテックなどに用いれられた植物の数多くのモチーフ見て驚いた。まさにアールヌーボの宝庫である。
アールヌーボとはある解説によると以下のようである。
1890年代から1900年代にかけヨーロッパで花開いた新しい装飾美術の傾向を指す。有機的な自由曲線の組み合わせ、鉄やガラスといった素材で数多のグラフィック、カード、ポスター、書籍装丁・挿絵、建築装飾、家具、インテリア・デザイン、ガラス工芸、陶磁器、織物などのオーナメントを特徴としている。
Art Nouveau はフランス語で「新しい芸術」を意味し、パリの美術商、サミュエルビングの店の名前 Maison de l'Art Nouveau に由来する。
植物や女体などからモチーフをえた有機的で官能的な曲線、複雑で手工芸的な装飾主義で知られ、近代的な合理主義を打ち出したアール・デコとよく対比される。
イギリスの工芸家ウイリアムモリス、画家のビアズリー、アルフォンスミュシャなどが当時の代表的な芸術家として知られている。
アール・ヌーヴォーは日本美術の影響を受けていることが指摘される。ビングの店でも日本美術を主に扱っていた。当時流行していたジャポニズムの影響を強く受け、浮世絵に見られるような平面的かつ装飾的な空間構成を取り入れている。とのことであるが、日本だけでなくオランダを通じてインドネシアのバテック・モチーフも影響を与えたのではないだろうか。
小生の新説である。

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