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2011年1月18日 (火)

オランダ文化会館 エラスムス・フイス

日蘭交流の最初の事蹟であるリーフデ号の船尾の像はエラスムスの像である。この像は長く日本の着物に身を包んだように見られていたがこれはキリスト教の司祭の服であったようだ。この像はオランダ神学者 デジデリウス・エラスムス(Desiderius Erasmus、1467~1536)である。彼と新教のマルティン・ルターとの論争は有名であるが、エラスムスはキリストに帰る事で神学が一致できると考えていただけで、ルターと反対する立場ではない。
若い時代の著作「格言集」はギリシア・ローマの古典などの格言はキリスト教の知恵と一体的なものであることを示す意欲の基に書かれている。ユートピアを著したトーマス・モアと親交を結びそのアイデアで書かれたものが『痴愚神礼讃』である。それは愚かさの象徴である痴愚女神が自らを褒め称える(礼讃)言葉を記したものであるが 智者・賢者よりも愚人たれとさとしているのであろうか。神への信仰のみが救われると主張している。
1516年に出版された『校訂版 新約聖書』(Novum Instrumentum) と9巻からなる『ヒエロニムス全集』はエラスムスの評価を決定付けるもので、特に『校訂版 新約聖書』の出版では初めてのギリシア語による新約聖書であったとの評価である。
Abp1120164


オランダ随一の神学・人文学者であるだけにジャカルタのオランダ文化会館はエラスムス・フイス(House)と名付けれて、小生も昔は会員になったりしたが、最近は頑丈な門塀構えになってしまってはいるのを躊躇してしまった。

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