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2015年6月15日 (月)

オランダの三大航海誌と日本人

オランダの航海誌といえばオランダを太平洋に導くエンジンともなったリンホーステンの東方案内記がある。この人は1563年~1611年で1596年に発表したものでポルトガルの船に載って経験したことを書いたがこれでオランダでも大航海熱が起こり非情な経験の後1596年にバンタンにやってこれたのである。
その他に次の二つがある。
アルノルドゥス・モンタヌス(1625~1683年) 東インド会社遣日使節紀行(1669年)
スハウテン(1638~1704年):東インド紀行 (1675年)

モンタヌスはオランダの宣教師で世界中の地理歴史を著わしたが日本の話はイエズス会士の報告書や、使節の江戸参府紀行に基づいて想像たくましく書いているので荒唐無稽さが横溢して居ると言われている。
スハーテンの著作は十七世紀に成立したオランダの旅行記文学の中で最高水準の旅行記で東インドへの渡航中の日記を編集したもので日本についての記述は日本には渡航してないので、カロン『日本大王国志』およびモンターヌス『東インド会社遣日使節紀行』をうまく要約したものである。
ここで出てくるカロンは元フランス人フランソワーズ・カロン(1600~1673年)で日本のオランダ商館長にもなった人で質問に答えた日本事情を記述したもの。
Japan_jpg


スハーテンの著書の中に当時の日本人の性格描写があったので興味深いので引いておく。妾を持つとか、悪や貧に無慈悲だというのでこの特徴は侍を見てのことだろうから侍がいなくなった今の日本には当てはまらないかもしれない。
賢く誇り高く、災難には辛抱強い。謙虚で礼儀正しく、理解が早く判断が鋭い。

大航海時代から少し下った頃の日本関係記述の図書はケンペル、ツンベルグ、シーボルトにより更に充実したものがあったことだけを付け加えておこう。
尚写真と本文は関係あるかどうか不明

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