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2016年8月 1日 (月)

スリムルヤニでどう変わる

ジョコウイ大統領の政権発足後2回目となる内閣改造の目玉はスリ・ムルヤニ氏である。ユドヨノ内閣時代改革の先頭に立ち断行したことから、最終バクリーなど政党から弾劾を受け、辞任、その後世界銀行グループの最高執行責任者(COO)兼専務理事を務めた大物である。2015・6年でのフォーブスの世界の影響力を持つ女性100人に選ばれていたが、これは実は2007年、2008年にも選ばれている。まだ54歳で先もあろうから経歴を示しておくと;
1962年8月26日、ランプン州タンジュン・カラン生まれ。ムスリム。86年、インドネシア大経済学部を卒業、米イリノイ大アーバナ・シャンペーン校で修士、博士号を取得。 インドネシア大教授を経て、2002年、国際通貨基金(IMF)の東南アジア諸国12カ国の代表に就任。04年、ユドヨノ政権で国家開発計画庁長官として初入閣し、05年12月の内閣改造で財務大臣に就任。08年6月から筆頭閣僚である経済担当調整相代行を兼任した。
2回の返り先あるいは転身はいずれも迎えられての旧職辞任である。閣僚辞任はセンチュリー銀行の救済問題であったがその時の副大統領ブディヨノと共にバクリーのゴルカール党、福祉正義党など4党から弾劾され(2010年2月)、5月転出した政治決着だといわれた。
今回のリシャッフルは経済回復が目標といわれているが、財務省は低迷する税収の確保が課題である。前回は暗黒大陸と言われた税務行政から汚職を追放、現在の税務行政の基礎を作ったが、今回の目玉はそうあるものではない。すでにアムネスティ法は実施されたので、その実効が思いつく。つぎが法人税の減税問題があろう。ついでながら日本人が思いつくのは相続税であるが、これはシンガポールも、中国も、豪州もアセアンも相続税はないので机上に上がることはない。世界であるのは日米欧の少数派なのである。

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