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2017年3月 1日 (水)

人工防波堤よりマングローブを

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ジャカルタのイタリア文化会館でマングローブなどと生きる漁夫の沿岸生活の写真展が行われている。ブルーカーボンの有益性を訴えるもののようであるが、4月10日迄行うそうだからどういうものか見学すればいいだろうが、海に関しては日本は世界トップであるので少し威信に拘わる。

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マングローブと言えば後述のJICAや日本企業がここインドネシアにおいて色々活動をしている。イオンや東京海上、オイスカその他多くの企業やNPOの活動である。森林植林ではヤマハの森や伊藤忠のCSRなども思いだす。
石油ガスの利用で増加したCO2 は森林が吸収する。植物は燃やせばCO2 となるが又緑がある限り吸収されるサイクル現象となりうる。放出が吸収(炭素の固定化)より多くそれが温室効果で地球温暖化を招いている。この山林等の吸収をグリーン・カーボンと言うが2009年に国際研究機関が海或いは海の生物が吸収するCO2の方が大きい報告書を発表しこれがブルーカーボンと言われる。海の生物とは魚であり、海藻/海草、或いはマングローブである。マングローブに焦点を当てるとインドネシアは世界のマングローブの25%を占めており、国を挙げて保全に力を入れており、日本もそれに協力し JICAは15年来の協力しバリにマングローブ総合施設を作った。ングラ・ライ大森林公園のマングローブ情報センター(MIC)で公園内1,375ヘクタールのマングローブのうち、100ヘクタールをカバーするエリアに2キロ弱の木道やミュージアムを整備した。研修の実習や環境教育、エコツーリズムなどで利用しているそうだ。

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この施設は既に天冥に遊ぶ畏友、楠氏のデザインである。彼からもらった写真像などをやっとブログに乗せることが出来て喜んでいる。遠景のみはJICAより借用。
ここで行われた世界環境会議では各国の首脳が見学に来られたはずである。
しかしマングローブの維持は危機的状況で最近ボゴールにある国際林業研究センター(CIFOR)が鳴らした警鐘ではインドネシアでは毎年5万2千ヘクタールが喪失しているそうだ。全体300万ヘクタールのマングローブ林の40%がこの30年で消えているそうで少々の植林では追いつかないのではないか
従来はエビ養殖の水田化や海岸の埋め立て開発が問題視されていたが、もっと大きな地球温暖化や災害によるものが忘れてはならない。 ジャカルタ湾に建設が取りざたされている巨大な防波堤や人口島開発は問題である。そんなものよりマングローブ林自体が泥炭堆積物を蓄積する力で海岸保護に役立つのだそうだ。


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