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2018年4月11日 (水)

ビリオネアの彗星 ドナルド・シホンビン

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つい先日フォーブスによる世界のビリオネアが発表されたばかりだが、そこにはインドネシア人ビリオネアは20名程度がリストされていたが、つい先週ブルーバーグのニュースで「バリ高級リゾートの建設会社創業者が億万長者に-上場後に株1200%高」とのタイトルが目に入り詳細を見るとその人は民間建設会社Totalindの創業者のDonald Sihonbingさん(1956年メダン生まれ)であった。この会社は昨年6月に上場した後株価が1260%もの急伸を見せたため創業者自身の資産は今や16億ドルとなりビリオネアの仲間入りをしたものである。
バリの高級リゾートとはこのブログでも取り上げたがムリアホテルである。

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Sihonbingは1995年にPT Total Bangun Persada Tbkを退職し、その退職金で自らのPT Totalindo Eka Persada Tbkを設立したが、彼に白羽の矢を向けたのがムリアグループ創設者Djoko S. Tjandra であり、

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当時東南アジア一のショッピングモールとなるTaman Anggrek Mall (MTA)を建設している。
彼が1990-95年のTotal Bangun建設会社で働いている間、ジャカルタのWisma GKBIやスラバヤのMenara BRIなど、Muliaグループに属するいくつかの不動産開発プロジェクトを担当していたのが縁になったものである。彼の父親は公務員であったが彼はアメリカのコロンビア大学で学びアクロン大学で土木工学に進み1984年に卒業。彼はShimizu Contractors(1985-86)、Balfour Beatty Sakti(1986-90)、Total(1990-95)の各企業でキャリアを積んでいた。
1997年の経済危機でしばらく不動産開発は停止させられ長い苦しい時代であったが2003年のRoxy Squareの事業者であるBachtiar Salimによって、Roxy Squareの建設請負を得て息を継ぎ更に1000億ルピアのメガ・グロドック・ケマヨランの建設プロジェクトを成功し評判を確固の物にし 2005年から更に大型のプロジェクトを手中にしている。例えばAgung Podomoro のKalibata Cityの18のアパート建設、プラザ、ジャカルタ、2014年にはインドネシア最大のスーパーブロックであるDeli MedanのPodomoro City、2017年にはアグン・セダユ・グループからKelapa Gading3棟・Menteng Park・Puri Mansion・Green Sedayuに取り組んでいる。他にもBasura City Tower、Capital Place&Four Seasons、Grand Indonesia West Mall、Casablanca Cityアパートメント、Pakuwonアパートメント、Mentengアパートなど枚挙にいとまがない。
将にこの企業がここまで成長してきた時代は、日本人の頭の中でインドネシアのイメージギャップが生まれた時代なのである。ジャカルタは大阪より高層、モダーンなビル群を擁し、或る部分では東京を凌駕しているのだ。

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