同盟から共同の棲家・日比谷市政会館
Antaraと共同通信を比較したが日本には時事プレスもある。両者はいわば兄弟会社である。明治期、大手新聞社が共同でニュース蒐集の為に作ったNews Agencyで新聞聯合社や日本電報通信社(電通)があったが、これが更に日本の軍国化の進展により合体し国策定会社となったのが同盟通信であったの だが、GHQの占領に合わせ自主解散し新設されたのが一般ニュース担当の共同通信と経済ニュース中心の時事通信の二つであった。
同盟の本社は明治期の後藤新平東京市長の発案で1929年完工された地方自治研究の市政研究会の市政会館(半分は併設の日比谷公会堂)呼ばれた建物に発足の1936年のあとここを根城としていた。戦後この二つの通信社は大きくなるに従いそれぞれ自社ビルを建造し、共同は虎ノ門共同会館ビル、時事通信は新橋の元銀座東急ホテルの跡地のビルに転出し、現在この建物は記念建造物として維持されている。この間一寸覗いて見たら弁護士事務所などがひっそりと真っ白な壁や天井に堅牢に守られたたずんでいた。共同通信は今ジャカルタにも支局を持っているがその事務所はなんとAntaraのビルである。縁があったというよりやはりローカルのニュースはAntaraから頂くのが便利だからである。ここにはロイターなども入居している。
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投稿: nishimi | 2019年4月14日 (日) 14時21分